豆知識

時々神童と呼ばれる子供が現れるけど、その多くが大人になると平凡な人になる

将棋をするおじいちゃんと男の子のイラスト

日本の世界のどこかで毎年神童と呼ばれる子供が見つかる事がありますが、本当にその子はそのまま神の様な才能を持ったまま大人になれるのでしょうか。

実際は、中学生か高校生位で神童の影も形も無くなって普通の人になって行くのですが、その理由を知る人は少ない気がします。

そもそも神童と呼ばれる子供がどうして神童たり得るのか?と言うと、実は本来は年齢が進んで成長して行くにつれて発達して行く能力と言うか機能が、幼児の段階で最終上限解放されてしまった状態の子供の事を神童と呼ぶのです。

本来なら高校生位で解ける問題が幼稚園児で解けてしまった場合の神童は、多分計算能力が幼稚園児の段階で上限解放最終段階になってしまっていると納得出来ると思います。

他にも、乳児が言葉を話し始める年齢は子供それぞれですが、大抵の子供は2歳頃になってから話し始めて、5歳頃では論理的な文章を話す事はまだまだ難しい状況になっているのが一般的です。

ところが、1歳半頃から巧みに話し始めて5歳の頃には高校2年生程度に論理的な話が出来るまでに上限解放された子供も実は存在していたのですが、この子は現在既に大人になって就職していますが、今は至って普通の人と言いますか5歳の頃と同じ話し方をしているので、あの頃に既に大人と同じ話す能力値を手に入れていたと言う事になるでしょう。

ただ、神童かどうかを見極めた所で、周囲がチヤホヤとして扱ってはいけないと思います。

この、話す能力値が幼少期から高かった子は、特に家族からも周囲からもチヤホヤされる事無く成長したお陰で、特に偉そうな態度に出たり誰かに圧力をかける様な事をしない、普通の人として成長して行ったのです。

時々、何かのテレビ番組で神童をピックアップして紹介している番組を見る事もありますが、そうやってテレビで紹介したりして有名人にすると、子供の側的には自分は他の子供よりも優れていると思い込んで偉そうな態度を取る人になる可能性も出て来るので、神童らしい才能を持っていると思われる子供を見つけても、出来ればそうっと放置して欲しいですね。

多分どころか本当に、子供の頃に神童と呼ばれていた子供の殆どが、大人になった後は普通の平凡な人になっている可能性が高いと思うのです。

子供の頃だけ、大人が驚く様な才能の様なものが見え隠れする子が時々現れるかも知れませんが、それはたまたまその分野の成長が早過ぎただけだと認識した方が良さそうです。

その成長が早過ぎたり何か特殊な特技の様なものを持っていたとしても、大人になったらそれは誰でも出来る事だったりする場合の方が多い事を、大人の方が早めに理解して行きましょう。

全然理解していない大人が、またどこかで神童を探してテレビに出そうとしているかも知れませんが、そうやって子供を食い物にしている大人には、例え神童を知っていても教えない様にして欲しいと思います。