年始に初詣で神社やお寺に行ったと言う人はかなり多いと思いますが、お参りに行ったら必ずお守りや破魔矢を買ったり、おみくじを引いたと言う人も多かったと思います。
お守りや破魔矢はそのまま家に持って帰りますが、おみくじだけは結果を見たら指定の木や紐に結び付けて置いて来てしまうのが普通かもしれません。
久しぶりに大吉を引いて、とても良い事が書いてあったのに、持ち帰らずに何故か神社に置いて来てしまう事になるのです。
近年は、携帯電話に付いているカメラなどでおみくじの結果を撮影して、おみくじは木に結んできてしまったけど結果は撮影したからいつでも見られると言った状態にしておける様になりましたが、携帯電話の無い時代やもっと昔の頃には、引いたおみくじの内容を記憶してから帰る必要があったのです。
あまり良い結果ではなかった場合は、結び付けた後キレイさっぱい忘れてしまうと思いますが、良い結果の場合は出来ればいつでも近くに置いて、時々は眺めていたいと思った事があったと言う人もいる事でしょう。
おみくじは、引いて結果を見たら結んでおかなければならないと思っているかも知れませんが実は、おみくじを結ぶのは強制では無いので、どうしてもこの結果を家に持ち帰りたいと思ったら持って帰って来ても良かったりするのです。
多分、おみくじを引いた人が皆、必ずと言っていい程に指定の場所に結んでいる光景を見て育ってきた人の多くが、「おみくじは引いたら結んで帰る」と言う概念が植え付けられてしまっている可能性があります。
皆が結んで帰っているのなら自分もそうしなければいけない、という思考が働くのは、集団の心理が強く働いていると考えられるのです。
実際は、本気でおみくじの結果を持って帰りたい!と思ったら、普通に家に持って帰っても何ら問題が無かったりします。
実際問題、おみくじは100円なり200円なりお金を払って購入したものなので、購入した人の自由にして良かったりする訳です。
お金を出して買ったものと言う概念が、おみくじの結果を見た途端、どこかに結んでおきましょうと言う概念に支配されると言う事になりますね。
因みに、何故おみくじを神社の木や紐に結んでおくのかと言うと、神社に祭られている神様にこの結果を買泣けてもらおうと言う厚かましいお願いをしている、そんな状態になっている様です。
結び付けたおみくじの結果を見た神様が、その様になる様に仕向けてくれますように?的な願いを込めるのが、おみくじを結び付ける行為らしいのですが、真偽のほどはイマイチ分かりません。
ただ、やはり自分でお金を出して買った結果なので、手元に置いて時々見て自分でその方向に進んだり導き出したりする方が良い様な気がすると言う人は、これから引くであろうおみくじの結果が気に入ったら、家に持って帰ってみると良いでしょう。