豆知識

金魚は実は結構長生きだけど、長生きの動物には実は共通点がある事を多くの人は知らない話

金魚と犬のイラスト

実は結構知られていないのですが、金魚は大切に飼うとかなり長生きする生き物です。

普通に飼育しているだけでも10年位は生きるのですが、徹底的に管理して大事に飼育して行くと最大30年位は生きるそうです。

でも、どうして金魚はそんなに長生きなのに犬は15年位しか生きられないの?と言う疑問を持った人も居られると思いますが、実は生き物が長生きするのは共通の理由が存在しているのです。

まず金魚ですが、金魚は魚類と言う事で地球上に最初に登場した脊椎動物に近い生き物になります。

最初の生命に近いので寿命と成長のリミッターが少し弱いと言いますか、人間に改良されて進化した分だけ短くなっていると考えられますが、初期の脊椎動物に近いので小さな金魚でもかなり長い寿命を持っているのです。

一方犬の方ですが、犬は実は犬の祖先の動物に近くありません。同じ祖先をもつ猫の方が祖先に近い存在なので、猫の方が長生きする傾向です。

犬と猫は大昔、一つの種類の祖先の動物から分かれたのですが、祖先の動物は元々木の上で生活するタイプの生き物でした。

そこから平原に降りて走って生活する事を選んだのが犬で、そのまま木の上に残った方が猫になって行ったのです。

犬はその後人類と出会って既にかなりの年数を過ごしているので進化や品種改良が進み、かつての様な長い寿命を持てなくなっていったと考えられるでしょう。

実は、進化や品種改良が進んだ生き物程寿命が短くなっているのです。

人類も、最初の人類の祖先からはかなり進化が進んでいる種類の生き物なので、大体100年位すると寿命が来るように出来ているのですが、かつてはもう少し長生きできた?と考えそうですが実際は、病気や毒性の強いものを食べたり、自然災害などから身を守れなくて死んでしまう事の方が多かった事から、人類だけは今の方が寿命が長いと思います。

他に、祖先に近くて寿命が長い生き物と言うと、まず鳥類ですね。

インコやオウム系の鳥になると、寿命が80年と人間と同じかそれ以上に長生きしてしまうので、飼っている鳥の死に目に会えない可能性の方が高いかも知れません。

他にはカメなども寿命が長いので、飼育している人の方が先に寿命を迎えそうな場合は、子供や孫に飼育を世代交代してもらう約束をして欲しいと思います。

祖先に近くて長生きと言うとやっぱり魚類にかなうものは無い様で、ちょっと前には推定年齢400年のサメも見つかっているので、海の方にはもっと凄い年齢の魚が存在していると思います。

海の生き物のイメージイラスト

特に魚類は寿命の他にも成長のリミッターも外れている種類も多く残っていて、長く生きていればいるだけ身体が大きく成長してしまう傾向にあるのそうなで、大きめの魚が釣れた!と言う場合は、もしかするとかなり長く生きている個体の可能性があるでしょう。

と言う感じで、古代の祖先に近い生き物程長生きする可能性が高い傾向だと言う事を覚えておくと、犬と猫の寿命の違いの説明を求められた時に答えられるようになると思います。