元々野良猫を拾ってきて家で飼う人は多いのですが、元々野良猫だった猫の方は家での暮らしに慣れてしまうと、例え玄関のドアが開いていても脱走しなくなる様です。
そんな外の暮らしに対して何の未練も無くなったとある飼い猫の話なのですが、その猫は2階の部屋とベランダを主な縄張りとして暮らしているので、毎日ベランダで周囲を見回すのが日課になっていました。
ある日、ベランダで謎の唸り声を出しているので飼い主が見に行ってみると、猫が見ているベランダの真下に見たことが無い黒猫が居たのです!
飼い猫と睨みあっていた様ですが、飼い猫の方が危険を感じて威嚇していたと言う状況だった様でした。
そんな、地面から2階のベランダまで飛んで上がってくるのは難しいだろう?と普通はそう思う人の方が多いと思うのですが、実はこの家では最近夜中に何者かがベランダに侵入すると言う事が数回起きていて、その犯人が飼い猫と睨みあっていた黒猫と言う所まで判明していたので、それで飼い猫と飼い主は黒猫を警戒していたのです。
地面からベランダに上がって来やすかった理由として、ベランダの真下の1階にサンルームが設置してあって、サンルームの屋根に上ってしまうとベランダの柵まですぐの距離になる為、黒猫は知恵を絞ってまずサンルームの屋根に上る所までを研究して居た様な音が、数日夜な夜な続いていたそうでした。
そうしてベランダに上がれる様になってしまった訳ですが、問題は野良の黒猫がベランダに上がってまでしようとしている事だったりします。
飼い猫の警戒を見るにどうも、黒猫は飼い猫と戦って勝った暁には、この飼い猫と入れ替わってこの家の猫になれる!と思い込んでいるフシがあるのです。
しかしこの家の猫の飼い主は、猫を飼っているけど猫アレルギーの症状持ちなので、これ以上猫を増やすと飼い主の症状が悪化する可能性があると言う事から、黒猫にはただの地域猫で居てもらう事になったそうです。
と言う事があったので、近隣で活動的な野良猫を見つけたら、飼い猫の立場を乗っ取ろうとする可能性があるので注意して見守ってみて欲しいと思います。